国産純粋種豚改良協議会

事業内容の概要

新たな豚改良体制を構築し、協議会内で純粋種豚の改良及び活用を進めるため、3つの事業を実施します。

1.同一基準遺伝的能力評価事業

2.種豚交流活用事業

3.特定形質改良事業

事業の対象品種(5品種)

ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種、ヨークシャー種、バークシャー種

1.同一基準遺伝的能力評価事業

遺伝的能力を正確に見極めるため、血縁ブリッジの構築を図り、協議会内同一基準による遺伝的能力評価を実施する。

① 収集・提出データ項目

1)繁殖形質
生存産子数、死産数、哺育開始頭数、生後5日齢生存産子数(LP5)及び離乳頭数
★ データ提出方法 : 協議会専用の様式もしくは一腹記録を活用して提出が可能

2)産肉形質
概ね105kg(困難な場合は80~130kgの間で測定)における体重及び背脂肪厚(BF)

★ データ提出方法 :協議会専用の様式もしくは一腹記録を活用して提出が可能

 ▸▸ 同一基準遺伝的能力評価事業のためのデータの収集・提出マニュアル についてはこちらをご覧ください

② 遺伝的能力評価項目

1)繁殖形質
生存産子数、死産数、LP5及び離乳頭数

2)産肉形質
105kg時の1日平均増体重及びBF
※ 105kg時のデータが収集できなくても、提出されたデータを基に家畜改良センターが105kg時の値を算出します。

3)評価頻度及び機関
定期的に家畜改良センターが評価、日本養豚協会とともに結果公表。

<お願い>
●精度の高い遺伝的能力評価事業を行うためには、成績の良し悪しに関わらず多くの正確なデータが必須です。
●データの提出について、紙で提出する場合は、日本養豚協会又は都道府県の事務委託団体へ、WEBから提出する場合は、PIG-PINSによる直接入力により提出してください。
※ 詳しくは別紙「データ収集・提出マニュアル」を参考にしてください。
●遺伝的能力評価結果については、日本養豚協会(評価値)及び家畜改良センター(優良種豚ランキング)から会員に公表します。

2.種豚交流活用事業

会員が種豚の改良を効果的に行うため、遺伝的能力評価結果を利用し、会員間で種豚や精液の交流を図る。

1)優良種豚の探索

改良センターの公表する優良種豚ランキング(別紙様式第2号)を用いて、自農場の種豚の改良に見合う種豚を探索してください。
▸▸ 優良種豚ランキング(別紙様式第2号)はこちらから

2)種豚、精液の導入

会員間で種豚、精液の譲渡について協議し、育種素材として導入してください。

3)導入結果の報告

種豚、精液を導入したら、その結果を育種素材導入データ報告様式(別紙様式第3号)にて日本養豚協会へ報告してください。
※ 種豚探索及び導入に関するご質問がありましたら、日本養豚協会及び家畜改良センターへご相談ください。

 ▸▸ 育種素材導入データ報告様式(別紙様式第3号)はこちらから

<お願い>
自農場の種豚の改良を効果的に行うため、血縁ブリッジの構築を図り、優良種豚ランキングを用いて、会員間で種豚、精液の交流を進めてください。

3.特定形質改良事業

協議会で特定形質に着目した改良種豚群を造成し、会員内で育種素材として活用する。

1)改良目標の決定

協議会が概ね5年毎に改良すべき特定形質の改良目標を設定。

2)種豚群の造成

 改良センターは、1)の改良目標を達成するため、協議会内外から育種素材を収集し、集中的に育種を改良し、5年後を目処に育種改良の中核となる種豚群を造成。

3)改良用育種素材の供給

改良センターは、2)により造成された種豚群から生産される種豚、精液等を育種素材として会員に供給。
※ 種豚群の基本的な育種改良計画及び造成については、協議会と情報交換しながら進めていきます。

<お願い>
特定形質に着目した育種改良の中核となる種豚群を造成していますので、会員は種豚を育種素材として活用してください。

会員紹介

只今、準備中です。